注意欠陥多動性障害(ADHD)で、就労中でも障害厚生年金3級を受給できたケース
相談者:男性(30代)
傷病名:注意欠陥多動性障害(ADHD)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
年金支給額:約58万円
相談時の状況
学生のころは、学力面では問題なかったが、忘れ物が多く、宿題や課題の提出も遅れた。友達とのコミュニケーションがうまくできず、一人で過ごすことが多かった。
短大卒業後、車の整備工として勤務したが、手順も悪く作業スピードが遅かった。ミスが多く上司から叱責を受けた。その後、事務職に配属されたものの、緊張して電話の応対もうまくできなかった。
抑うつ症状もあり、メンタルクリニックを受診、検査の結果ADHDと診断され、投薬治療を開始した。その後、精神障害者保健福祉手帳を取得し、障害者雇用で転職した。
家電器具の製造で機械加工(穴あけ、切削)作業をしている。仕事上不注意ミスも多いが、職場の理解や配慮があり、ダブルチェックをする等で防いでいる。重大ミスにならないように、周りからの声掛けなどの配慮を受けている。
依頼から請求までのサポート
成育歴や就労状況、職場の配慮等しっかりと聴き取りをして、病歴・就労状況等申立書を作成しました。情報や資料も提供して主治医にも障害の状況を正確に反映する診断書を作成いただきました。
結果
障害厚生年金3級の受給が決定しました。障害者雇用で就労中でも年金の受給が決定し、生活に安心が持てますと、大変喜んでいただきました。