Ⅰ型糖尿病で障害厚生年金3級を受給できたケース
相談者:女性(40代)
傷病名:Ⅰ型糖尿病
決定した年金種類と等級:障害基礎年金3級
年金支給額:約58万円
相談時の状況
約10年前から、倦怠感、のどの渇き、疲労感が続いていた。会社の健康診断で高血糖の指摘があり、その後、急激に体重減少、目のかすみ、多尿、疲労感、喉の渇きが強くなった。病院を受診して検査の結果、自己免疫性 Ⅰ型糖尿病と診断された。
インシュリンの処方を受け、1日5回のインシュリン投与を続けた。症状はあまり変わらず、倦怠感、疲労感は続いていた。血糖コントールが難しく、適正の血糖コントロール数値が保てなかった。
勤務に耐えられず会社を退職し、パート勤務で軽作業やデスクワーク中心の仕事に転職した。
現在もインシュリン投与で高血糖と低血糖を繰り返している。体にとても負担があり、倦怠感、疲労感が続いている。肉体労働や激しい運動等はできない。
当事務所のホームページをご覧になり、ご相談をいただきました。
依頼から請求までのサポート
糖尿病での障害認定は、治療を行ってもなお血糖コントロールが困難な方が対象となります。
1.90日以上のインスリン治療を行っている方
2.Cペプチド値※、重症低血糖、糖尿病ケトアシドーシス、
高血糖高浸透圧症候群のいずれかが一定の程度の方
※Cペプチド値は、インスリンが、膵臓からどの程度分泌されているかを把握するものです。
3.日常生活の制限が一定の程度の方
(障害認定基準パンフレットより)
相談者様の検査結果を事前に確認させていただき、Cペプチド値が0.3ng/mL未満であり、認定の可能性があると判断しました。医師に依頼する診断書にも検査数値等をしっかりと記入いただきました。病歴・就労状況等申立書にも労働や日常生活上の支障を詳細に記載し作成いたしました。
結果
障害基礎年金級3級の受給が決定し、医療費や生活費への負担が少しは和らぎます。喜んでいただきました。