15年前の初診日を証明でき、慢性腎不全で障害基礎年金2級を受給できたケース
相談者:男性(50代)
傷病名:慢性腎不全(人工透析)
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
遡及での初回受取額:約240万円
・相談時の状況
15年前、妻が糖尿病を患い自らも血糖値を測定したところ、200以上の高い値だった。
翌日近くの内科医院を受診、総合病院を紹介され短期の教育入院をした。
特に薬は処方されず、自覚症状もなかったので、その後10年間は放置していた。
徐々に糖尿病が悪化し、のどの渇き、倦怠感、浮腫などの症状が出てきたため、5年前、再び総合病院を受診した。
糖尿病の治療を続けるも、腎機能が低下し慢性腎不全で人工透析施行となった。
障害年金申請のため年金事務所に相談に行ったが、5年前の初診日時点では保険料納付要件が満たさないと言われ申請を諦めかけていた。
当事務所のチラシをご覧になり、ご相談を頂きました。
・依頼から請求までのサポート
15年前にかかった内科医院の受診録が残っていないか問い合わせたところ、すでに破棄されていました。
その次にかかった総合病院では移転や電子カルテへの移行も重なり、5年前からの記録しか残っていませんでした。
ご本人の記憶をもとに、15年前に教育入院した時の記録が残っていないか、病院の担当者と折衝し、当時の紙カルテを探していただきました。
奇跡的に紙カルテが見つかり、初診日の証明を作成いただきました。
・結果
無事、障害年金の申請をすることができ、障害基礎年金2級の認定で、次回更新時まで約240万円の受給が決まったととても喜んでいただきました。
初診日の証明が取れない場合でも、あきらめず当センターまでご相談ください。
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