初診日に証明が困難であったが、両網膜色素変性で障害厚生年金2級を受給できたケース
相談者:男性(40代)
傷病名:両網膜色素変性
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
支給月から更新月までの総支給額:510万円
・相談時の相談者様の状況
6年程前から見えにくい感じがあったが、日常生活上は特に不自由さを感じていなかった。
3年程前に会社の健康診断で、精密検査を受けるよう指摘があり、眼科を受診したところ、網膜色素変性症の診断を受けた。
徐々に物につまずいたり、ぶつかったりすることが多くなった。夜間も夜盲で見えなくなり、1人では夜間の外出ができなくなった。
自家用車で通勤することも困難になり、仕事中に機械に人差し指を挟み骨折する怪我を負った。仕事を続けることが困難になり退職することになった。
日常生活全般に著しく支障が生じており、障害年金の受給について相談するに至った。
・依頼から請求までのサポート
網膜色素変性症の方は、症状が徐々に進行するため病歴が長いことが多く、初診証明が最大の難関です。丁寧なヒアリングと諦めない姿勢で、当時の状況確認をすることが大切です。
病院への受診録の確認を粘り強く進めていき、何度も問い合わせた結果、当時の資料がようやく見つかり、厚生年金での請求が可能になりました。
・結果
障害厚生年金2級の受給が決定し、次回の更新月までに500万円の受給が決定しました。
まさか、年金が受け取れるとは思っていなかった。初診が十年以上も前のことなので 一時は諦めていたが、障害年金の受給が決定し、大変感謝されました。