ミトコンドリア病(MELAS)により、障害厚生年金1級を受給できたケース

相談者:女性(50代)
傷病名:ミトコンドリア病(MELAS)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金1級
年金受取額:160万円

相談時の状況

約10年前に職場の健康診断で心電図異常が指摘され、近くの病院を受診。精査を受けたが心不全は認められなかった。

退職後、5年前には脳卒中様の症状があり入院した。その後も、記憶障害や遂行機能障害、難聴、歩行時にふらつくなどの症状が出現した。

総合病院に転院し、遺伝子検査等を受けてミトコンドリア病(MALAS)の診断が確定した。

高次脳機能障害が残存、日常の生活動作も自力では行えなくなり、ご家族より相談をいただきました。

依頼から請求までのサポート

ミトコンドリア病(ミトコンドリア脳筋症)は、エネルギー産生に重要な役割を果たすミトコンドリアに異常が生じて発症する難病です。脳筋症という名前のとおり、特に、筋肉と脳に症状が現れることが多く、筋力の低下やけいれん、脳卒中、高次脳機能障害など、全身各所に症状が現れることがわかっています。

5年前に脳卒中で入院したときは国民年金の加入でしたが、更に5年前の心臓の検査を受けたときは厚生年金の被保険者でした。心電図異常の症状とミトコンドリア病は因果関係があるとして、障害厚生年金の請求を行いました。診断書は、肢体の障害用と精神の障害用の2種類を添付しました。

結果

相当因果関係が認められ、障害厚生年金1級が決定しました。

年金受取額も約160万円となり、障害厚生年金が受給でき、良かったととても喜んでいただきました。

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